お彼岸の中日に会津祭りのメインイベントである「歴代藩侯武者行列」が行われてきた。その日の夕方が会津能楽会の「薪能」であった。ところが今年は閏年で中日が22日、武者行列は25日の日曜日に行われ、残念ながら日程は重ならなかった。しかも、朝から小雨、だらだらと一日中降っていた。関係者の電話が鳴ったし、私のところにも二本の電話が入った。ホームページごらんの方はテントが張られることをわかって、早めにおいでになっていた。

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前座の一調(能管の合奏)と仕舞4番。それに後見の役割(小道具、大道具の手配、ほかに後シテに扇を渡すなどの活躍場面の写真)

私は地謡に出ていたので、観客数がどのくらいかは暗くて判らなかったが、「テント内に100名くらい、傘を差し、立ち見でワキ正面に20ないし30名くらいだっただろうか」との情報が寄せられた。晴天ならいつも満席で400名ほどの観客だから、雨天はやはり、出足が悪い。でもこれだけ見に来ていただいたのは成功だったか。

何よりも嬉しかったのは、雨音があっても「シテ、ワキ、ツレの声がよく聞こえ、謡いも力強くに好かった」との感想、また、「後半の舞働き(鬼と祈り伏せるワキ、ワキツレ)の活劇と一糸乱れぬ地謡いと囃子の効果も大きな拍手があった」との感想。

私は、膝が痛く正座のところをあぐらで過ごしてしまった。あぐらでも正座用の腰掛を使えば姿勢もよくでしたかなーと反省しきり。ksk