この育成委員会の活動はコロナ化でも継続して行われました。もちろん3蜜を避けるための工夫を凝らして行っています。
写真は児童生徒を大写ししないような配慮をして㏋にあげています。学校でhpに紹介している学校も見られますので、関心のある方は、探してみてください。
28年度、29年度の育成委員会活動状況は「演能予定と記録」のページにある「会報8号pdf」の案内がありますが、多くの小学校、小・中学校・高校の音楽教師からの依頼で能教室の外に、教育委員会主催の親子向け「伝統文化であそぼっ」や「子供祭り」、あるいは公民館主催の行事「ワークショップ」にも講師として招かれて過密スケジュールであることがわかります。
27年度 能楽会育成委員会活動状況(7月現在)
内容もほぼ昨年に同じであるので、詳しくは過去の記事をご覧ください。
6月中に3校(日新小、河東学園小、東山小)。7月に入っての3校(謹教小、鶴城小、城西小)の実施状況を写真で説明します。
下記の写真は能楽堂で実施した時の写真です。学校への出前講座(ボランテイア)が主流です。
天気が良ければ、能の歴史などの説明を外で聞き、謡、囃子、仕舞を見る・聞く。
能楽堂の舞台には白足袋で入る。 奥で大鼓、手前が笛の体験。
小鼓は支度部屋で体験 鼓や太鼓、笛を体験したら、全員で謡の稽古を受ける。
最後は運び(すり足の歩き方)の練習、舞台から橋掛かりを往復。
和服を着ての体験は初めての試み。「暑いので脱いでもいいよ」と言っても最後まで着て、
しかもお面までつけて歩いていた。ほかの児童の視線が相当集まっていた。
月 日(曜) | 小 学 校 | 時 間 帯 | 対象生徒 | 人 数 |
7月 13日 (金) | 郡山市立大槻小学校 | 10:30~12:00 | 6年生 | 92人 |
9月 14日(金) | 会津若松市立荒舘小学校 | 同 上 | 同 上 | 60人 |
9月 28日(金) | 会津若松市立城南小学校 | 同 上 | 同 上 | 71人 |
10月 22日(月) | 郡山市立第三小学校 | 同 上 | 同 上 | 70人 |
10月 25日(木) | 会津若松市立門田小学校 | 9:30~11:20 | 同 上 | 93人 |
11月1日(木) | 会津若松市立大戸小学校 | 同 上 | 4~6年生 | 30人 |
11月 20日(火) | 会津若松市立小金井小学校 | 14:15~15;45 | 5年生 | 94人 |
12月18日(火) | 同 上 | 同 上 | 6年生 | 115人 |
プログラムの例 能教室の概要(小学校宛連絡文書)
1 能とは 能の概略説明
土蜘の一部をDVDで見せ、能の歴史に簡単に触れる。
2 実 践
進行 簡単な説明のあと実演を行います。
謡い 鶴亀より庭砂 数人がそろって謡を謡います。
仕舞 鶴 亀 謡に合わせて舞を舞います。
連調 山 姥 太鼓に合わせて謡を謡います。
連管 舞働き 数人で笛を吹きます。舞働きは笛の曲の一つです。
※ 能関係では、はじめと終わりの挨拶をしません。扇子を持って謡い終わったらそのまま帰ります。
3、生徒が楽器・面に触れる
グループに分かれて体験します。児童の好きな楽器、面の体験します。時間内に数種類の楽器を体験できます。
笛 笛を吹いてみよう
大鼓 大鼓を打ってみよう
小鼓 小鼓を打ってみよう
太鼓 太鼓を打ってみよう 面(おもて)面をつけてみよう。能では、お面のことを「おもて」という。
小面、般若、翁 三光尉 飛出など
4 仕舞の基本 能、仕舞をするときのすり足と仕舞の簡単な所作を体験します。
能では歩くことを「運ぶ」といいます。
5 謡の指導 「鶴亀」(庭の砂まで)
6 まとめ 舞囃子 羽衣キリ 笛、小鼓、大鼓、太鼓に合わせて謡を謡い、舞を舞います。
※ 進行状況によって、変更すこともあります。
準備
1 DVD-Rを見せる。 スクリーン、再生装置、映像概要のプリント(5分程度)
2 長机(5脚) 道具、面展示のため、正面右側にお願いします。
3 腰掛 能楽会員用 10個
4 着替え室 できれば 2か所(体育館 両脇の道具入れの場所など)
紋付に着替えます。